2012年5月21日月曜日


(1) 「哲学」の初歩的書籍

数年前、私自身、オクスフォード滞在時期のことですが、やはり、イギリスに
滞在していた、アメリカ、アトランタ市出身の友人がいました。彼女は、絵画の
修復を仕事としていましたが、あるとき、「哲学の初歩的な本を教えて下さい」
と、頼まれました。私の書斎は、哲学書、数学書で溢れていて、それを承知の
上での、彼女の要望でした。ということで、私も亦、彼女の要望に最も適応する
書籍を、思いつくことが出来ませんでした。

そこで、わざわざ、日本に電話して、私の友人の、大学の先生(哲学専攻)
に相談しました。彼は、その場で即答してくれました。


What Does It All Mean?
―――A Short Introduction to Philosophy

Thomas Nagel : Oxford University Press, Inc.

日本語訳書名 「哲学って、どんなこと?」
著者 トマス・ネーゲル
訳者―――岡本祐一郎、若松良樹
出版社――昭和堂



〔内容〕
1 はじめに
2 どうやって私達は何かを知るのだろうか
3 他人の心
4 心-身問題
5 ことばの意味
6 自由意志
7 正しいことと不正なこと
8 正義
9 死
10 人生の意味

本文、140ページ、訳者あとがき、5ページの、小さな書物です。

T・ネーゲル教授は、英米哲学界で、最も注目されている哲学者の
一人です。彼の学位取得は、ハーバード大学ですが、オクスフォードで
も教鞭を執ったことがあります。

先に記した知人の女性から、「非常にわかりやすい書籍で、それで
いながら、ひとりでに考えさせられる事が多く、役に立ちました」という言葉
を受けました。

日本語訳文も的確で理解しやすいですが、原著の英語も、わかりや
すい文脈で記述されており、自分で満足できる理解が得られることと
思います。

  • 編集日時:2011/8/28 02:06:07
  • 回答日時:2011/8/28 01:56:45

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